いつも公益財団法人HATAにご支援いただきありがとうございます。
財団の運営費についてご質問を頂きました。
皆様からも同様に疑問に思っている方もいらっしゃると思いますので、今回ホームページにも掲載させて頂きます。
設立準備委員会から第一期までの財団の運営費にかかった費用についての情報公開は下記のリンクで行っていますのでご覧ください。
https://hata-machi.jp/wp-content/uploads/2025/07/2024ANNUALREPORT.pdf
▶設立前にかかった費用について
大きな支出についてご質問がありましたので大きく分けてご説明いたします。
①HATA!の車両について
財団の設立時に車両の購入をいたしました。
車種名:スバル サンバーバン(EBD-S321B)排気量 658cc
中古車両の購入は80万円(貸借対照表には減価償却され66万円が記載されています)、
そのうち一般財団法人日本民間公益活動連携機構が助成金として64万円、日本政策金融公庫の融資を使い16万円という内訳になっています。
この中古車両はHATAの立ち上げ準備期に購入したもので設立発起人で現在当財団理事の今村が、が2022年は1人で準備に取り組んでいたのですが、車両がありませんでした。幡多地域は鉄道もバスも公共交通が限られるため車での移動が必要です。
準備期は幡多地域の人たちに密にお会いし認知や協力者を募るため、本格始動後は助成の伴走支援や地域の課題発見や連携を広げるための打合せなどに幡多地域を飛び回っていく必要性を考え、また何年も続いていく活動に関わらず、毎回レンタカーを使っていたら費用がかかり活動を継続できないと考え、中古車両を買う方が事業を推進&継続するために必要と考えたため、助成金と融資をつかい購入いたしました。
この車両があったおかげで、1500km2近くある幡多地域を何周も回り、700名近くの方にお会いすることができHATAを立ち上げることができました。
設立後もまちの作戦会議や地域の皆様のもとへ行く際は、交通費削減に努める為この車に乗り合わせ一台で動くよう利用しています。
②事務機器の購入について
大きな備品の購入としては休眠預金や融資を活用し、HATA!には中古、新品で3台のパソコン(代理理事、事務所用、経理用)と大容量インクプリンター1台、重要書類を保管するための鍵付きキャビネットなどを購入させて頂きました。
設立から本日まで、公益財団法人HATAは経費節減のため、事務所は借りずに、設立発起人今村の会社合同会社ドラマチックの運営する林邸カフェの一画を柔軟に利用させていただく事で、固定費となる家賃や水道光熱費、電話回線の利用料金発生等を抑え、運営を続けていけております。
今後、財団として運営がしっかり出来るようになりましたら、個別の事務所を用意していきたいと考えております。
③人件費等について
まず、今までの寄付総額は約443万円です。
財団法人は財団法人設立に必要な額および維持しないといけない基本財産300万円という取り決めがあり、300万円は銀行口座に保管しています。
基本財産を除き、助成や運営に使用可能な残額は約143万円となります。(443-300=143)
そのなかの約53万円を助成に活用しています。8つの団体・法人が幡多地域内で元気に活動を展開し続けてくださっています。(143-53=90)
残り90万円は、皆さまに設立寄付およびHATAの運営への寄付(HATAからの助成含む)としてお預かりしておりますので、運営へ活用するように銀行口座に保管しています。
なお、経理や労務担当者、フルタイムで動き続ける代表理事の人件費(現在、無報酬。ほか理事等も無報酬)や広報物制作、交通費などについてはHATAが他機関から得た助成金と、金融機関の融資を得てやりくりをしてきています。(助成金は2月に終了)
余談になりますが、
HATAが幡多地域の団体に助成をするには、下記のような様々な業務があります。
・助成の要項作成
・助成の周知、公募
・審査員を選定依頼
・応募書類確認(不足内容の確認など)
・審査会の実施
・審査結果の発表、プレスリリース
・助成団体の支援(半年~8か月)
・助成団体の発表会・最終報告会の実施やコーディネート
他
という様々な裏方の作業もあります。
その他にも、イベント実施やSNSでの情報発信、法人を維持し続けるための事務作業、HATAに関わってくださる皆さまひとりひとりからの質問やご相談の対応など、スタッフや役員が頭をひねり、実行し、少しずつ形にして参りました。
その甲斐あり、HATAが助成した団体が事業を実施し、たくさんの方が楽しい時間を過ごしたり救われたりし、HATAのイベントに参加くださった方には地域を盛り上げるために行動を移す方も増えており、成果を少しずつですが実感しています。(詳細は https://hata-machi.jp/member/ 内のアニュアルレポートご覧下さい)
次の私たちのチャレンジは
幡多地域のワクワクする未来をみんなでつくり「つづける」ことです。
そのためには、上記のようなたくさんの業務を「仕事」としてやり継続できる環境をつくることを目指しています。
給与や報酬を出せなければ、仕事の「かたわら」でしか出来ず、業務が進まず、つづかず、広がっていきません。
現在、HATA!の運営は、日本政策金融公庫より融資を受け行なっております。この幡多地域の為に必要と認めて頂き、今は運営を続けられるようになっております。
公益財団法人HATAは、大きな財団のように、一企業の利益から生まれた財団ではありません。
ひとりひとりの地域の一社一社からお預かりしたご寄付で進む、コミュニティ財団として、公益財団法人HATAはこれからも進んでいきます。
皆様のご参加、ご支援でこの公益財団は続けていくことができます。
幡多地域のワクワクする未来をつくり「つづける」ためHATAを「寄付の面」あるいは「様々な応援・後押し」でのご参加をどうぞお願いします。
また今後のご質問については、公式問い合わせ窓口はホームページ内にあるお問い合わせフォームがございます。そちらをご利用くださいますようお願い申し上げます。
またまちの作戦会議では皆様とお会い出来る場となっております。ぜひそちらにもご参加下さい。
いつも公益財団法人HATAにご支援いただきありがとうございます。
今後とも皆様のご協力お願いいたします。