みんなでつくる まちづくり財団HATA!

2024助成HOME空と風

【助成報告書】 つながりの第一歩

HATA!チャレンジ助成プログラム2024 初めの一歩コース

◆活動概要

団体名:HOME空と風
団体住所(本拠地):四万十市

活動場所:幡多地域内
採択金額:496,00円

<スケジュール>
2024年8月   団体の設立、助成金の申請、子ども食堂設立の決定
2024年9月   作成
2024年11月20日 子ども食堂の試作
2024年11月23日 仲間作りのイベント
2024年12月22日 親の会のイベント

<実施事業概要> ※くわしくは<実施事業詳細>をご確認ください
HOME空と風の設立
「フリースクール・子ども食堂に興味があるかの自由な座談会」の開催
子ども食堂の開催 等

令和6年7月 助成はじまる
令和6年8月 HOME空と風の設立(団体名の決定、団体の会則の作成)
「子どもの笑顔はぐくみプログラム」助成金の申請
 子ども食堂を設立することを話し合う
令和6年9月 仲間作りのためのチラシを制作
イベント2件(仲間作り、親の会)の日程を決める
令和6年11月20日 
子ども食堂の予算の参考のために、食事の試作を行う。(12食分)
令和6年11月23日 仲間作りのイベントとして、「フリースクール・子ども食堂に興味があるかの自由な座談会」を開催
場所:林邸月の間 参加者:12人
幡多地域での不登校に関する課題や、どんなことを支援したいかなど
ビジョンの共有を行った。
子ども食堂についての質問や、協力したいので必要なことを教えて欲しいとの意見があった。
令和6年12月22日
親の会として「理想のフリースクールを描こう!」アイデア交流会を開催

場所:林邸和室 参加者:4名
現在や当時当事者として困っていたこと、こういう居場所があったらいいなというテーマで意見交換をした。

その他
令和7年1月29日に子ども食堂の初回開催居に向けて、行政との話し合いや申請書の提出を実施。
宿毛市役所福祉事務所、宿毛市社協、NPO・ボランティアセンター、子ども家庭課庁

主な使い道:イベントチラシの作成・団体名刺の作成・プリンターの購入等

◆活動実施者の声

Q.どんな人が参加(または利用)してくれましたか?
A.11月の仲間作りのイベントは、フリースクールを作りたい人や、自分の子どもが不登校だった人、専門職の人などが集まりました。12月の親の会は、当事者や経験者、興味を持っていただいた地域の方が集まりました。

Q.どんな感想をもらえましたか?
A.11月の仲間作りのイベントでは、たくさんの方が集まっていろいろな話が聞けて良かったです。自由参加ではなく、人を絞って集まった方が良かったのでは。勉強になりました。私にできることがあれば協力させていただきたいです。などの意見がありました。12月の親の会では、不登校のあるあるを共有できた、話していて気づくことがあったなどの感想がありました。

Q.計画から工夫や変更した点、また次回に向け改善点はありましたか?
A.団体を設立することになり、子ども食堂を軸にしたより具体的な計画に変更しました。
具体的にはクリスマス会を、親の会のイベントに変更したり、子ども食堂の準備に必要なものを購入したりしました。SNS等で積極的に発信して、イベントに多くの方が参加していただけるようにしました。イベントに来てくれた方にアンケートを記入していただき、思いの共有ができるようにしました。
行政とのやりとりや林邸のイベントに積極的に参加し、地域との繋がりも作るようにして、地域の方から応援したいとの声をたくさんいただきました。
さまざまな申請をしていく中で、最初の計画が大事であることを感じました。メンバー同士でやりたいことの共有を行い、具体的な計画をつくるようにしていきたいです。

◆助成を受けた感想

イベントを計画して、参加者が集まるか不安でしたが、たくさんの方が参加していただきました。遠いところは土佐清水市、四万十市からも来てもらい、熱い思いを聞けて良かったです。自分たちの他にも課題を感じている人や応援したいと言ってくれる人がいて、今後の活動の活力になりました。当団体は、今回の助成を機に、地域に自分たちの思いを発信することができましたが、それぞれ離れた場所でいろいろな思いを抱えている方がいて、発信する場所が少ないことを感じました。

<団体メンバー個人からの感想>
・仲間作り、やりたいことの実現ができました。助成金をきっかけに多くの方に
応援してもらえて地域との繋がりができました。

<HATAに対してのご意見>
HATAさんには、一言ありがとうございました。私がまちの作戦会議でフリースクールをつくりたいと発表してから今回の助成金の申請 イベントなどたくさんのこと助けていただきました。竹村さんには、小谷さんと出会わせていただき感謝しています。小谷さんと出会ってから私のドラマが始まり、まさか私がHOME空と風設立 子ども食堂をすることになるなんておもいもしなかったです。これもすべてHATAさんの力があった思います。何も持っていない一般人の私が声をあげることでできるんだと思えました。これからも私みたいな方がどんどん増えていってくれたらいいなと思います。1月から子ども食堂(そらかぜ食堂)が開始されます。小谷さんと細く長く続くことが目標です。またHOME空と風として私たちが協力出来ることがあればいつでもお手伝いいたします。本当にありがとうございました。
SNS等でインスタのメンション等は助かりました。
地域のお店の方との繋がりも作っていただいたのも助かりました。
今後もお願い致します。

◆助成終了後の展望

まずは、子ども食堂を継続すること。親の会も、継続的に行って、必要な人に親の会の存在を知ってもらうことが目標です。
困っている親子に、居場所の存在を知ってもらい、気楽に寄れる場所でありたい。
子ども食堂は月1回不定期開催、10時~17時で好きなときに来て帰ることが出来る。子ども達が好きなことをして過ごす居場所です。

◆HATA!コメント

学校に行きづらい子ども達のために、今地域にないフリースクールのような、家とも学校とも違う体験ができたり居場所を作りたいという、個人の団体作りに向けた仲間集めに対して助成をさせていただきました。

個人への助成となることは全国的にも珍しく、審査会の方でもご質問等いただきました。HATAチャレンジ助成プログラムは、同じ思いを持つ方が集まり団体となり地域の<困った>や<これがあればいいのに。>を作り出すことも目標の一つです。高知県幡多地域はNPOや任意団体などが全国と比べると少ない地域となっています。中川さんが今回の助成に採択されたことをご連絡した時とっても驚かれたことが印象的です。助成に申し込んだこともないし、やれるか不安もありますががんばります!と始まりは一人で悩まれ、HATA!もヒアリングをしたり、一緒にアイデアを出したりした7月。

中川さんの思いをHATA!が発信をすることで、たくさんの方から同じ思いで活動しています、応援したい、イベントに参加したいとお問合せをいただきました。助成プログラムという形を使っていただき、地域に同じ思いを感じられている方に届いたのではないかと思います。

8月、同じ思いを持たれる小谷さんと出会ったことでどんどん企画内容が進み、イベントで仲間探しをすることがゴールだった助成は2回のイベントの開催に追加で変更届をいただき、<HOME空と風>という任意団体となり、平日開催の子ども食堂を助成期間中に準備することになりました。事業期間の翌月から、子ども食堂が始まりました。

地域にない<平日、不登校で家に閉じこもってしまっている子どもたちが、平日にいける子ども食堂>を作られたHOME空と風の活動をこれからも応援しています。

(取材:2024年12月)

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